韓国のハラナガハナアブ族の論文
Jeong, S.-H., Jung, J.-M., Han, H.-Y. 2017. A taxonomic review of Brachypalpus Macquart and Chalcosyrphus Curran (Insecta: Diptera: Syrphidae) in Korea. Journal of Asia-Pacific Entomology 20:1043–1061.
Jeong, S.-H., Jung, J.-M., Han, H.-Y. 2017. A taxonomic review of Brachypalpus Macquart and Chalcosyrphus Curran (Insecta: Diptera: Syrphidae) in Korea. Journal of Asia-Pacific Entomology 20:1043–1061.
新種記載でLinneが記載した標本を調べた際,このHPで画像が見られることを知った.
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別件で調査中に,ハナアブの属名の語源(Etymology)が書かれているpdfを見つけた.
オランダ語だが,google翻訳で結構意味が解る.
http://www.bestuivers.nl/Portals/5/Publicaties/zweefvliegen_hoofdstukken/Zweefvliegen_h08.pdf
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LASKA P., PEREZ-BANON C., MAZANEK L., ROJO S., STAHLS G., MARCOS-GARCIA M.A., BICIK V. & DUSEK J., 2006. Taxonomy of the genera Scaeva, Simosyrphus and Ischiodon (Diptera: Syrphidae): Descriptions of immature stages and status of taxa. Eur. J. Entomol. 103(3): 637–655.
幼虫形態やDNA解析による近縁属の解析.
Scaeva属を2亜属を分け,Scaeva pyrastri をScaeva亜属とした.
極東ロシア~日本に産するScaeva komabensisには言及していないが,Dusek & Laska(1985)は腹部の黄色斑が斜行しない種類をS. selenitica group(= Subgenus Semiscaeva)としているので,Semiscaeva亜属になると思われる.
また,近縁のIschiodon属をSimosyrphus属のシノニムとした.
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最近,老眼が進んだため,メガネを外さないと細かいことが出来なくなってきた;^_^)
当然,記憶力も衰えを見せ,文献なども忘れ易くなったので,メモを残すことにした.
PEREZ-BANON C. & MARCOS-GARCIA M.A., 2000. Description of the immature stages of Syritta flaviventris (Diptera: Syrphidae) and new data about the life history of European species of Syritta on Opuntia maxima. Eur. J. Entomol. 97(1): 131-136.
Syritta pipiens幼虫の咽頭骨片の図.幼虫の後気門,蛹,呼吸角,の電子顕微鏡写真等.
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先月,Pensoftから下記の本を購入した.
Flies (Diptera), Family Syrphidae, 1: The species-group taxa described by A.A. Stackelberg, Catalogue of the types in the collection of the Zoological Institute of the Russian Academy of Sciences, No. 6
Hdb, 28pp. Price EURO 26
ページ数の割りにあまりにも高額だったが,Hardbackと書かれていたので,写真でも載っていればと思ったが,予想通りに外れだった;^_^).
この本の場合は,HdbはHandbookを省略したのかもしれない(^_^;).
(他の本は,間違いなくHardback 堅表紙の本でした.)
極めつけは,INVOICEに同封されてきたパンフレットが総計40頁と,購入した本よりページ数が多かったことです(^^♪
しかも,INVOICEが書留で,荷物が普通郵便でした(~_~;)
どうなってんですかね;^_^)
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私のような素人だと,偉い学者が書いた新種記載等の論文は,近縁種のタイプ標本等をしっかり調べたものだと思っていた.
ところが,ハナアブを色々調べてみたところ,どうもタイプ標本とは全く別の種類を当てている種類が幾つか見つかった.最悪の場合,シノニム処置までされている.
確かに,両種の原記載を見ると違いが無い.
実は,原記載に書かれていない場所が,違っていたのだ.
タイプ標本を借りてまで調べていないのは,国情等いくつかの理由があるようであるが,隣接した地域であるから当然分布しているはずとか,原記載に合致しているからという安直な理由も多い気がする.
このような例は,他の双翅目でも時折あるらしい.
困ったものだ・・・
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ハナアブの図鑑について,昨年発行されたコガネムシ上科図説のような図鑑を出そうという話が持ち上がっているが,図鑑発行までには高いハードルが残されている.
コガネムシ上科は,複数の研究者により長年研究されてきており,分類的な問題が大分整理されており,標本等もかなり蓄積されていた.
ハナアブ科は,松村松年と素木得一の2人によって研究されてきたが,1968年発行のFauna Japonica以降は,一部のグループを除いて分類的な検討が全くされていない.
また,日本を代表する昆虫学者が研究していたので,内容に対する批判が出来なかったのではないかと思われる.
最近,「はなあぶ」で色々と交尾器の図が出るようになったが,この点についての海外の評価は高いようである.特にクロハナアブCheilosiaについては,賞賛するとともに英文で再発表して欲しいと書かれたメールが届いたほどである.
「はなあぶ」を読んでもらえば判るように,毎回1属ぐらいを再検討しているが,殆どの属で未記録種や未記載種が発見されている.
はっきり言って,私の手の届く範囲の標本でこの状態であるから,日本全国から標本を集めれば,さらに種類が増えると思われる.
前回の図鑑の反省を踏まえ,新たなハナアブの図鑑では,日本産の属と種までの検索を付けたいと考えているが,このペースでは何年掛かるか見当がつかない.
また,和名だけが先行する未記載種の発表に対する批判もあり,この点についても悩んでいるが,現在全く余力と気力が無い.
どうも,私の中ではハナアブは満腹状態であり,ハナアブの標本撮影さえ億劫になってしまった.
困ったものである.
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