ハナアブ

2016年3月 1日 (火)

Arsenyevとは

ロシア人の命名した種類に,しばしばarsenjeviという名前がある.

とある種類の原記載を見ていたら,ロシア人探検家のVladimir Arsenyev Klavdievichに由来するとなっていた.

Wikiで調べると,ウラディミール・アルセーニエフ Vladimir Arsenyevの項に詳しく書かれていた.

https://en.wikipedia.org/wiki/Vladimir_Arsenyev

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2008年3月 2日 (日)

ハナアブの油抜き 2

別板で,問い合わせがあったので,MLに流した油抜き方法を再録しておきます.

以下,春沢氏発言の抜粋
>水 1 に対して 1/4 ほどの「手間なしブライト」を
>加え、一晩ないしは様子を見計らって引き上げ、
>そのあと水で水洗(水浸)して原液を抜いたあと
>整形して乾燥させます。

はっきり言って,毛の長い種類は難しいです.

結果は,2007年3月31日 (土)のブログを参照にしてください.

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2008年2月24日 (日)

中国ハナアブ図鑑

先日,昨年発行された中国陝西省のハナアブの図鑑が届いた.

Fauna of Syrphidae from Mt. Qinling-Bashan in China (Insect: Diptera)

秦巴山区蚜蝇区系分类(昆虫纲:双翅目)

512頁に及ぶ大作であるが,中国全土の広さを考えると,極一部が図鑑化されたに過ぎない.

一昔前は,中国の新種記載は低レベルと評されたが,今ではかなりレベルが上がってきている.

今回の本でも,多数の新種の交尾器が図示されており,かなり役に立ちそうな図鑑である.

Syrphidae_qinling001

残念ながら,日本では双翅目研究者が激減しているので,中国に追い越されそうである.

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2008年2月23日 (土)

新訂 原色昆虫大図鑑III

先月末に,北隆館の原色昆虫大図鑑IIIが新訂版となって出版されたようである.

残念ながら,私は資金難で購入していないし,田舎では書店にも並んでいないので内容がよく判らない.(立ち読みするために,市内で最も大きい書店に何度か足を運んだが,展示していなかった)

実は,この図鑑のハナアブ科については,私の所属する会に執筆の打診があった.

しかし,図版の入替や追加は不可で,説明も初版のスペースに収めるという内容であったので,引き受けなかった.

そのため,別の研究者が引き受けたようであった.

うわさでは,図版が初版をカラーコピーしたもので,多数の標本が黒い虫状態で,見るに耐えないそうである.

一部当初の説明とは異なり,双翅目の一部のグループは,新たに図版を作成し,解説に多数の頁を費やしているそうである.

ところで,この図鑑を見た人から,私の元にいくつかのハナアブ科の問い合わせが届いている.

主に,私のHPなどと図鑑との,学名などの違いや,分布の問題であり,見解の相違というべきものであるが,最近の文献を見逃している部分もいくつかあるような気もする.

一例としては,ニセキアシマメヒラタアブ「Paragus tibialisは日本に分布していない」と書かれているそうである.

しかし,明らかに交尾器形状の異なるキアシマメヒラタアブ類が日本に2種分布しているのは間違いなく,手元にある八重山産の標本の交尾器は,本土産と全く異なっている.

八重山産の標本の交尾器は,2007年に発行されたSorokina&Chengによる New species and new distributional records of the genus Paragus Latreille from China.にParagus politus Widemanとして図示された交尾器に酷似しているのは判っているので,そのうち調べたいと考えている.

そのほかの点についても,追って「はなあぶ」紙上で解説したいと考えている.

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2008年2月13日 (水)

祝70000カウント

忙しくて,自分のHPをしばらく見ていないうちに,70000カウントを越えていました.

\(^o^)/バンザーイ

あと少しと思いつつ,1週間ぐらいで100カウントぐらい増えていました.

皆様,ありがとうございました.<m(__)m>

今後もよろしくお願い致します(^.^)/~~~

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2007年11月23日 (金)

ハナアブの世界 300種!

やっと「ハナアブの世界」のHPが300種に達しました.

まだまだ,古い写真を入れ替えなどがありますが,なんか一段落した気持ちです.

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2007年10月28日 (日)

目指せ300種

 先日,改めてHPの写真を数えたところ,ハナアブ写真集が260種を超えていることが判明した.

 どうせならと,色々と古い写真を発掘したりして,280種まで増やしてみた.

 意外と早く,300種を越えそうです.

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2007年10月21日 (日)

フィンランドのハナアブ図鑑

 ヒメヒラタアブ類の情報を探していたところ,Hoverfly Recording Scheme のKey to female Sphaerophoriaという記事を見つけた.

 大半のヒメヒラタアブ類は♂交尾器を見ないと識別は困難とされてきたので,非常に興味深いものである.

 検索は,今年発行されたフィンランドのハナアブの図鑑"Suomen kukkakärpäset ja lähialueiden lajeja = Finnish hoverflies and somespecies in adjacent countries"からの引用とのことであったので,本を購入しようといくつかのヨーロッパの書店を調べたが,検索を除いてフィンランド語で書かれているためか,普段使用している書店では扱っていなかった.

http://www.tam.pp.fi/syrph/english.html

 HPにリンクがあったフィンランドのAcademic Bookstore で購入するしかないようであるが,送料と手数料で30 eurosと書かれているので悩んでしまった.目的の本自体は38.9eurosである.

 もう少し送料が安い本屋があると良いのだが・・・

P.S. 注文書のカード欄に,JCBが入っていたのは驚きでした.

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2007年10月12日 (金)

はなあぶ No.24 校正

 今日,「はなあぶ」No.24の校正が送られてきた.

 

 先日伺った話では,今回も100頁を越える原稿が集まったようである.

 実は,今回オビヒラタアブ属の検討で,執筆に何度も行き詰ってしまい,無理やりに仕上げて発送したので,何箇所か間違っていたことに後から気付いた.

  今回,交尾器の部位を比較した解説文において,○○の上部とか○○の下部と記したところ,色々と問題を指摘された.

 どの程度,加筆・訂正が必要か,目を通すのが恐ろしい;^_^)

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2007年10月 9日 (火)

HP更新

一月ぶりに,HPの写真を更新しました.

最近,ハナアブについてあまり熱が入らないのですが,撮影用に借用している標本などもあり,なんとか撮影してます.

先ほど数えてみたら,246種の写真を載せていました.

シーズンオフ中に,いくつまで増やせることやら(~_~)

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