顕微鏡遍歴
現在の使用している実体顕微鏡は,3代目になる.
虫を集め始めた当初は,ルーペで調べていた.
もう少し拡大出来ないかと,小学生時代の顕微鏡を引っ張り出してきて,ステージを外して覗くと,ルーペよりは細かい場所が見えたのを覚えている.
就職してすぐに,オリンパスのVMZ-4?(ズームx1-4, 接眼レンズ x10, x20)+落斜照明を購入したと思う;^_^)
長らく活躍してもらったが,急に見えが悪くなり,会社に出入りしている理化学機器屋に調べてもらったところ,ズーム部のレンズのバルサムが剥離していた.
業者の話では,VMZは結構な確立でバルサムの剥離が起こっていたそうである.
顕微鏡の価格に比べると,修理代がかなり割高となるため修理を見送った.
2台目は,NikonのSMZ-Uという機種であり,初めてハロゲンランプのリング照明を購入した.
前回の落斜照明で頻繁に玉が切れたので,予備のハロゲンランプも同時に購入したが,無用の長物だった.
このときは,オリンパスとニコンのショールームでデモをお願いしたが,オリンパスの対応が悪かった印象が残っている.
この顕微鏡には大分活躍してもらった.しかし,ハナアブを詳しく調べるようになって描画装置がほしくなった時に,製造中止で入手出来なかったため,下取りに出した.
書籍などでは,顕微鏡は一生物と書かれているものが多いが,現在では型式が変わるとマウントなどが合わなくなるようで,消耗品となっている.
描画装置を探した折に,初めて浜野顕微鏡という専門店を知り,中古品を探してもらった.しかし,1年しても見つからなかったので,痺れを切らして,別の顕微鏡を購入することにした.
浜野顕微鏡と相談して,一番長く使えそうなLeicaの実体顕微鏡を思い切って購入したのが,現在の実体顕微鏡です.
その後,小型種の交尾器を詳細に調べるために,浜野顕微鏡で中古の光学顕微鏡と描画装置を購入した.
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