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2007年9月17日 (月)

神奈川の巨星堕つ

神奈川で御活躍だった,脇氏がお亡くなりになったとの知らせを受け,通夜に参列してきました.

70代半ばに差し掛かっていた彼ですが,そのエネルギッシュな活動振りは20歳ぐらい若く見えるほどで,享年を聞くまで70才直前位と思っていたほどでした.

双翅目では,ハナアブのほかにミギワバエを調査・収集していましたが,あの小さいミギワバエ(2-5mm程)の翅や脚を丁寧に整形して標本にしていたのには舌を巻きました.

同定もかなりハイレベルで,一般的なミギワバエの特徴は殆ど暗記していたようです.同定会等で,色々な人のミギワバエを殆ど資料も見ずに調べているのには,年齢を全く感じさせませんでした.

その他の,キジラミやクサカゲロウ類等の雑昆虫でも神奈川を代表する一人だったと思います.

この春にお会いした時に,「新しいハナアブの図鑑を作る準備をしているから,後4年ぐらいは現役でがんばって下さい.」と話をしたのですが,残念ながら間に合いませんでした.

次号の「はなあぶ」の原稿として,脇さんなどの標本を元にオビヒラタアブ属の8割くらいをまとめましたが,私一人の能力では年数属を整理するのが精一杯のようです.
また,標本が増えると1種ぐらい未記載種が見つかるのも相変わらずで,現在の体制での限界を感じています.
さらに,脇さんがお亡くなりになったことで,神奈川からのハナアブやミギワバエの標本の供給が途絶えることとなり,深刻なダメージを受けそうです.

何はともあれ,謹んでご冥福をお祈りします.


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