ハナアブの材採集
材採集というと、カミキリやクワガタを思い浮かべるのが普通だと思います。
ハナアブは、幼虫がアブラムシ食のヒラタアブや水性のシマハナアブ等がよく知られていますが、朽木性の種類も結構あります。
一昨年夏に、山の沢沿いの朽木にハナアブのメスが産卵をしていたので、早春に材の一部を自宅に持ち帰りました。
昨年は、予想に反してハナアブ類が出てこなかったのでがっくりしましたが、昨日いきなり多数のムツボシハチモドキハナアブが羽化して来ました。
材採集をしてみようと考えたときに、幼虫期がどのくらいなのか興味があったので、春先ぎりぎりまで自然環境に置いておいたのですが、やはりヨーロッパの文献どおり幼虫期が2年以上掛かるのようです。
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コメント
ムツボシは昨年サワフタギの花に来ているのを採って「ドロバチによく似ている」と喜んだものです。材に潜る種類なのですね。ところで、採集で得た場合、カミキリでは体を硬化させるため枝や葉や枯木樹皮などを後食させるのですが、ハナアブでもやるのでしょうか?
投稿: Genka | 2007年4月16日 (月) 22時44分
残念ながら、飛翔性が強いので長時間放置すると翅がボロボロになってしまいます。
とりあえず、広めの容器入れて暗所に置き、少しでも体が硬化するようにしています。
投稿: 茨城@市毛 | 2007年4月17日 (火) 07時50分
カミキリと違って飛び回る虫は状態良く長時間生かしておくのは難しいのですね。カミキリ狙いで採集してきた材の中にDipteraらしき幼虫もいくつか確認しているので、もし成虫が出てきたらそのようにやってみます。
投稿: Genka | 2007年4月18日 (水) 11時20分