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2006年12月 9日 (土)

発想の転換

 ハナアブなどの交尾器を分解するのに、自作の微小なメスを使用しているが、意外と研磨が難しい。

ショウジョウバエのサイトを参考に作ったメスだったが、研磨が下手だと切れ味が非常に悪くなる。(針の材料が悪いのかもしれない)

 先日、京都の師匠に会った際にメスの話しをしたら、刃物状に研ぐのではなく三角に研いでみたらと言われた。確かに、交尾器の各部をジョイントしている膜を切り離すのが目的だから、切り開くための刃物でなくても良いわけだ。

 結果、適当に磨いでも結構切れ味が良い。頭が固くなっているのかもしれない(^_^;)

 師匠は、昔は沢田高平氏等に教えを受け、アリヅカムシを長年調べていた為か、昆虫を徹底的に分解する性格なので、相当色々なノウハウを持っていそうだが、中々教わる機会は無さそうだ。
師匠と電話でハナアブの話をしていても、海外の論文でも見た覚えがない食喞筒(cybarial pump)の形状による系統の話や、膜状骨(tentrium)の話などが突然出たりし、教えを受けていくには猛勉強を強いられる。
身近な交尾器の話をしていても、交尾器の筋肉の付着部からの系統等、海外の学術誌に投稿出来るレベルの内容で振り回されてしまう。 判らない時は、とりあえず相槌を打っておき、メモして後で調べてなくてはならず、学生に戻った気分である(^_^;)
このような人と出合ったのが、幸運であったか不運であったかは、ボケてから考えようと思う。


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